エリデン クリスタルセラムの3種のビタミンCとは|向く肌質・使い方・注意点を登録販売者が整理
| 分類 | 化粧品(美容液) ※医薬部外品ではありません |
|---|---|
| 容量 | 20mL スポイト付き・遮光の茶色ガラス容器 |
| ビタミンC(整肌成分) | 3-O-エチルアスコルビン酸/パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na/アスコルビン酸 の3種を合計約10%配合(メーカー表記) |
| そのほかの主な成分 | バクチオール・グルタチオン・ビタミンE(整肌成分)/エゴマ種子エキス(保湿成分) |
| 処方の特徴 | ノンオイル、高圧処理。パラベン・鉱物油・シリコーン・香料・着色料の5つが不使用 |
| 使い方 | 化粧水などで肌を整えたあと、4〜5滴を気になる箇所を中心になじませる(朝晩) |
| 価格 | 希望小売価格 2,530円(税込)/公式サイトの記念キャンペーン価格 2,277円(税込) ※2026年8月5日確認 |
| 販売元 | エリデン化粧品(Eriden Cosmetics Co.) お客様窓口 0120-51-2900 |
店頭で「ビタミンCの美容液は、どれを選んでも同じですか」と聞かれることがあります。答えは「同じではない」です。ビタミンCは、そのままの形で配合されているのか、安定性を高めた誘導体として配合されているのかで、肌へのなじみ方も、感じ方も、扱いやすさも変わります。
エリデン クリスタルセラムは、その「性質の違う3種類」を1本にまとめた設計の美容液です。ただし、この設計には向く人と、あまり向かない人がはっきり分かれる理由もあります。この記事では、メーカーが公開している情報を一次情報として整理したうえで、買う前に確認しておきたい点まで書きます。
エリデン クリスタルセラムはどんな美容液か
エリデン クリスタルセラムは、エリデン化粧品が販売する20mLの美容液です。区分は化粧品で、医薬部外品ではありません。ここは選ぶうえで最初に押さえておきたい点です。
化粧品と医薬部外品は、表示できる範囲がそもそも違います。医薬部外品は、厚生労働省が承認した有効成分を規定量配合することで「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」といった効能を表示できます。一方、化粧品が表示できるのは「肌を整える」「皮膚にうるおいを与える」「肌にハリを与える」といった、認められた範囲の表現に限られます。
この製品にビタミンCが約10%配合されていても、それは「整肌成分」としての配合です。メーカー自身も注記で「整肌成分」と明記しています。通販サイトの商品名などで見かける表現に引っぱられず、化粧品としての位置づけで判断してください。
容器は遮光の茶色ガラスにスポイトが付いたタイプです。ビタミンCは光や空気に触れると変化しやすい性質が知られているため、この容器の選び方自体は成分の性質に沿ったものといえます。
3種のビタミンCは、何がどう違うのか
この製品のいちばんの特徴は、働き方の違う3種類のビタミンCを組み合わせている点です。メーカーが挙げている特徴を整理すると、次のようになります。
| 成分表示名 | よく使われる通称 | メーカーが挙げる特徴 |
|---|---|---|
| 3-O-エチルアスコルビン酸 | VCエチル | 肌へのなじみやすさと持続性の両方を持ち、長い時間にわたって肌を整えることを助ける |
| パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na | APPS | 水にも油にもなじみやすい「両親媒性」で、なめらかに角質層までなじむ |
| アスコルビン酸 | ピュアビタミンC | 肌にまとった瞬間からの体感を重視した成分 |
登録販売者の立場から補足すると、この3つは「誘導体かどうか」で2種類に分かれます。
ビタミンC(アスコルビン酸)は水に溶けやすい反面、空気・光・熱によって変化しやすいことが知られています。そのため化粧品では、扱いやすさを高めるために構造を変えた「ビタミンC誘導体」がよく使われます。VCエチルとAPPSはこの誘導体にあたり、アスコルビン酸は誘導体ではない、そのままの形です。
つまりこの製品は、安定性を優先した誘導体と、そのままの形のビタミンCを両方入れている設計になります。3種類を組み合わせる意味は「同じものを3倍入れる」ことではなく、性質の違うものを並べることにあります。
「約10%」の読み方に注意
ここは誤解が起きやすいところなので、はっきり書いておきます。
メーカーが表示している「約10%」は、3種類を合計した配合量です。1種類のビタミンCを10%入れている製品とは、意味が違います。市販のビタミンC美容液には「純粋ビタミンC○%」と単一成分の濃度を打ち出しているものもありますが、そうした製品と数字だけを並べて比べても、実際の使用感や肌への当たりは同じにはなりません。
また、化粧品では濃度が高いほどよい、という単純な関係も成り立ちません。濃度が上がるほど肌に感じる刺激も強くなりやすく、続けられなくなれば意味がないためです。数字だけで選ぶのではなく、自分の肌が受け入れられる範囲かどうかを基準にしてください。
ビタミンC以外に入っているもの
メーカーは、ビタミンCと組み合わせる成分として次の4つを挙げています。いずれも化粧品としての位置づけを正しく理解しておきたい成分です。
- バクチオール(整肌成分)… マメ科の植物に由来する成分です。近年スキンケアでよく見かけるようになり、「レチノールの代わりになる成分」として紹介されることがあります。ただし、化粧品として配合されている以上その位置づけは整肌成分であり、レチノールと同じ働きを表示できるものではありません。紹介のされ方と、化粧品としての位置づけは切り分けて考えてください。
- グルタチオン(整肌成分)… いわゆる「白玉」という呼び名で知られ、飲む・点滴するといった文脈で語られることの多い成分です。そのイメージから期待を持たれやすいのですが、化粧品に配合されたグルタチオンについて美白に関する効能を表示することはできません。ここも整肌成分としての配合です。
- ビタミンE(整肌成分)… 成分表示では酢酸トコフェロール、トコフェロールとして記載される成分です。ビタミンCと組み合わせて配合されることの多い成分でもあります。
- エゴマ種子エキス(保湿成分)… メーカーは、うるおいを与えてハリのある肌へ導く役割として挙げています。
使用感は「さっぱり」寄り。その理由と、その裏側
メーカーはこの製品の使用感について、ノンオイル処方と高圧処理により「べたつかず、まるで肌に溶けこむようにスッとなじむ」と説明しています。公式サイトに掲載されている購入者の声にも「べたつかず、スッとなじんでくれるのもありがたいです」というものがあります。さらっとした使い心地であることは、複数の情報が一致しています。
そのうえで、購入前に知っておいたほうがよい点を書きます。
メーカーが掲げている不使用はパラベン・鉱物油・シリコーン・香料・着色料の5つで、アルコール(エタノール)はそこに含まれていません。第三者のレビューでは、この製品の成分表示の上位にエタノールが記載されており、アルコール特有のにおいを感じた、保湿力は控えめだった、という指摘もあります。
これは製品の欠点というより、設計の方向性です。さらっとした使い心地と、しっかりした保湿感は、同じ処方の中では両立しにくい関係にあります。この製品は前者を選んだ設計であり、だからこそ「べたつくのが苦手」という人には合いやすく、「これ1本で乾燥対策まで済ませたい」という人には物足りなく感じられます。
過去にアルコールが入った化粧品でひりつきや赤みが出た経験がある方は、購入前に現品の成分表示を確認するか、腕の内側などで試してから顔に使ってください。
向く方・慎重に検討したい方
| 項目 | 向く可能性がある方 | 慎重に検討したい方 |
|---|---|---|
| 好みの使用感 | べたつく美容液が苦手で、さらっとした使い心地を優先したい方 | 1本でしっかりした保湿感まで求めたい方(乳液・クリームを別に用意する前提なら選択肢に入ります) |
| 肌質 | 皮脂が気になりやすい方、混合肌の方 | 乾燥が強い方、肌荒れやニキビが出ている最中の方 |
| アルコールとの相性 | アルコール入りの化粧品で困った経験がない方 | アルコールでひりつく・赤くなる経験がある方、においに敏感な方 |
| 使うタイミング | 朝のメイク前にも使えるテクスチャーを探している方 | 夜だけのスペシャルケアとして、こってりした感触を求めている方 |
| 選び方の目的 | 複数のビタミンCを自分で組み合わせず、1本にまとめたい方 | 「しみ・そばかすを防ぐ」ことが目的の方(それは医薬部外品が担う領域です) |
基本の使い方と、続けるうえでの注意
メーカーが案内している使い方は次のとおりです。
- 化粧水などで肌を整えたあと、4〜5滴ほどをスポイトで取る
- 気になる箇所を中心に、肌になじませる
- 朝晩使用できる
そのうえで、店頭でお伝えしている注意点を3つ挙げます。
1つ目は、他の刺激を感じやすいアイテムと同時に始めないことです。ピーリングやレチノールなど、肌に変化を感じやすいアイテムと同時に使い始めると、合わなかったときにどれが原因か分からなくなります。まずはこの1本だけを足して、様子をみてください。
2つ目は、朝に使う日も日中の紫外線対策を続けることです。メーカーは朝晩の使用が可能と案内しています。そのうえで、日焼け止めや日傘などの紫外線対策は、季節を問わず日常的に続けたほうがよいものです。メイク前に使うときは、なじんでから下地に進むとよれにくくなります。
3つ目は、開封後は早めに使い切ることです。ビタミンCは空気や光に触れると変化しやすい成分です。遮光ガラス瓶とスポイトは、中身が空気に触れる量を減らす作りですが、それでも開封後に長期間置いておくことは想定されていません。使う分量の目安としては、1回4〜5滴を朝晩使った場合、20mLはおおよそ1〜2か月で使い切る計算になります(スポイト1滴を0.03〜0.05mL程度として概算した目安であり、メーカーが公表している数値ではありません)。
価格と、買える場所
公式サイトの希望小売価格は2,530円(税込)で、記事執筆時点では記念キャンペーンとして2,277円(税込・10%OFF)で販売されています。エリデン化粧品は楽天市場とYahoo!ショッピングにも公式ショップを出しており、そちらでも取り扱いがあります。
送料の条件は購入先によって変わります。公式サイトは商品合計5,500円(税込)以上で送料無料、それ未満は送料440円ですが、2026年9月1日から6,600円(税込)以上で無料・それ未満は660円に改定されると告知されています。20mLの美容液を1本だけ買う場合は送料がかかる条件にあたるため、まとめ買いをするか、送料込みの総額で比べて選んでください。
価格・在庫・キャンペーンの内容は変わります。購入前に必ず販売ページで最新の条件をご確認ください。
よくある質問
Q&A
Q1. 医薬部外品の美白美容液とは、何が違うのですか?
エリデン クリスタルセラムは化粧品です。医薬部外品の美白美容液は、厚生労働省が承認した有効成分を規定量配合することで「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」という効能を表示できますが、化粧品はその表示ができません。この製品に配合されているビタミンCも「整肌成分」という位置づけになります。しみ・そばかすを防ぐことが目的であれば、医薬部外品の製品も候補に入れて比べてみてください。
Q2. 朝に使っても大丈夫ですか?
メーカーは「朝晩お使いいただけます」と案内しています。朝に使う場合も、日焼け止めなど日中の紫外線対策は季節を問わず続けてください。メイク前に使うときは、肌になじんでから下地に進むとよれにくくなります。
Q3. 妊娠中・授乳中でも使えますか?
外用の化粧品なので日常のスキンケアとして使えるものですが、配合されているバクチオールは比較的新しく使われるようになった成分で、妊娠中・授乳中の使用について十分な情報が公開されているとはいえません。また、妊娠中は肌が敏感になりやすい時期でもあります。ご心配な場合は、かかりつけの医師や皮膚科でご相談のうえ使用を判断してください。製品についての問い合わせは、エリデン化粧品のお客様窓口(0120-51-2900)でも受け付けています。
Q4. 敏感肌でも使えますか?
パラベン・鉱物油・シリコーン・香料・着色料は使われていませんが、敏感肌向けと明記された製品ではありません。第三者のレビューではアルコール(エタノール)を感じるという指摘もあります。過去にアルコール入りの化粧品でひりついた経験がある方は、腕の内側などで試してから顔に使ってください。使用中に赤み・かゆみ・ひりつきが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科専門医にご相談ください。
Q5. 他のビタミンC美容液と重ねて使ってもよいですか?
重ねた分だけ肌にかかる負担も増えます。まずはこの1本だけで様子をみて、問題がなければ他のステップを足していくほうが、合わなかったときに原因を切り分けやすくなります。
Q6. スポイトの美容液は、どのくらいで使い切る想定ですか?
メーカーの使い方は1回4〜5滴です。スポイト1滴を0.03〜0.05mL程度として朝晩使うと、20mLはおおよそ1〜2か月で使い切る計算になります。これは概算の目安で、メーカーが公表している数値ではありません。実際の減り方は1回に使う量によって変わります。
店頭で多いご相談から
ビタミンCの美容液について、店頭でよくいただく相談は「結局どれが効くのか」というものです。ただ、化粧品は医薬品と違い、症状を治すためのものではありません。ですから「効くかどうか」で選ぼうとすると、判断の基準が持てないまま値段の高いほうへ流れてしまいがちです。
私がお伝えしているのは、続けられるかどうかを基準にしてくださいということです。具体的には、使用感が好みに合うか、価格が続けられる範囲か、この2つです。どれだけよい成分が入っていても、使うのが億劫になる感触だったり、次に買うのをためらう価格だったりすれば、続きません。
その基準でこの製品を見ると、位置づけははっきりしています。さらっと使えて、ビタミンCの種類を自分で組み合わせなくてよいという設計であり、20mLで2,000円台という価格帯もあわせて、日常のスキンケアに1本足す想定の製品です。逆に、乾燥対策までこれ1本で完結させたい方や、しみ・そばかすを防ぐことが目的の方は、別のカテゴリの製品を見たほうが目的に近づきます。
使ってみて肌に赤み・かゆみ・ひりつきが出た場合は、もったいないと思っても使用を中止してください。症状が続くようであれば皮膚科を受診してください。
まとめ|エリデン クリスタルセラムの位置づけ
- 区分は化粧品(美容液)。医薬部外品ではないため、しみ・そばかすを防ぐといった効能は表示できず、配合されたビタミンCは整肌成分という位置づけになります
- 3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)、アスコルビン酸の3種を合計約10%配合。誘導体とそのままの形の両方を組み合わせた設計です
- 「約10%」は3種類の合計量であり、単一成分で10%配合された製品とは意味が違います
- バクチオール・グルタチオンは化粧品としては整肌成分の配合です。レチノールの代わりや美白といった文脈で語られることがありますが、それとは切り分けて判断してください
- ノンオイル処方でさらっとした使い心地。一方でメーカーの不使用リストにアルコールは含まれておらず、第三者レビューではエタノールを感じるという指摘もあります
- べたつきが苦手な方には向きやすく、乾燥が強い方やアルコールでひりつく方は慎重に検討してください
※本記事は化粧品に関する一般的な情報提供を目的としており、特定商品の効果・効能を保証するものではありません。肌に合わない場合や、使用中に異常が現れた場合は使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。成分・使用方法・価格は変更される場合があります。ご購入前に商品パッケージおよび販売ページで最新の情報をご確認ください。
